電話といえば、「ベル」。電話の発明をした人物として知られています。1876年にアメリカで発明されて以来、電話は広く普及しました。
この電話の父ともいわれるベルについて、その生い立ちや発明の経緯について紹介します。
アレクサンダー・グラハム・ベルは、1847年にイギリス連邦スコットランドのエディンバラで生まれました。彼は音声生理学者であり、1871年にアメリカに渡って、ボストンである学校を開きました。それは、「ろうあ」、つまり聴覚障害者の人たちの学校です。ベルの父は読唇術の発明者であり、それを引き継ぎ、ベルも「ろうあ教育」に尽力した人物として知られています。
ベルは、いつしか音声学を研究するようになり、人と人とが遠く離れていても会話ができる機械をつくろうとしました。結果、電話の発明につながったといいます。1876年3月にアメリカの特許が与えられた後、3日後に電話で音声を伝えることに成功しました。まず、音声を送話器で電流に変え、そして電流を受話器のところで音声にしたのです。
ベルが発した電話での第一声は、助手だったワトソンと言う人物に、「ワトソン君、用事があるからちょっと来たまえ」と悲鳴を上げたことだったといわれています。ベルはそのとき実験中で、誤ってズボンに希硫酸をこぼしてしまったのです。
とはいえ、ベルの発明した電話は、相手の声がよく聞こえないという弱点がありました。それは、送話器と受話器とが同じものだったことが原因で、音声を電流に変える効率が悪かったからといわれています。
そんなベルの電話の弱点は、エジソンによって改良され、特許が申請されました。開発された炭素型マイクは、ベルが開発したものの3倍以上の感度だったのだそうです。
電話の発明後、日本に伝わったのは1877年11月のことだったといわれています。同年1月に、日本人によって会話も行われたのだそうです。意外と日本になじみのある電話。不思議なものですね。
■1970年ごろ~
接続をコンピューター制御(せいぎょ)で行うようになり、高速、確実、大量に処理が出来るようになりました。
電子交換機は、クロスバ交換機と基本的な仕組みは同じですが、通話路部に電磁部品を使い、接続制御部は記憶装置と制御装置を電子化して蓄積プログラム制御方式を使っています。
制御部がICなどの電子部品で構成されているので、接続処理速度が格段に向上しました。
また、交換機にソフトウェアによる制御を行えることによって料金明細、ダイヤルインなど多くの新しいサービスの提供が出来るようになりました。
■1997年~
日本全国の交換機(こうかんき)がデジタルになりました。
電子交換機は、通話信号をアナログのまま処理していましたが、デジタル交換機はPCM伝送される通話信号をPCMのまま交換することに最大の特色がある
デジタル交換機は、制御系は電子交換機とほぼ同じですが、
通話路は直接デジタル信号を交換できる時分割通話路と呼ばれる動作部品のない新しい方式が採用されています。
接続は、アナログ信号を2進符合化パルス列にして多重化されて運ばれてきたデジタル信号の順序を入れ替えることによって接続します。
これにより、光ファイバー方式とともに、デジタル総合化が実現でき、ISDNをはじめとする通信システムの高度化・効率化を推進しています。
■現在
これまでの電話に加え、インターネットを利用した電話も出てきました。
昔は料金明細を出す事も出来なかったなんて驚きました!
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■1920年ごろ~
回線の接続が機械で自動化される。
電話機が増えると、人間を必要とする手動交換式から機械が接続する自動交換機へと切り替えられました。
ステップ・バイ・ステップ交換機は、発信電話機のダイヤル から送り出されるダイヤルパスによって交換機内の選択機が上昇回転し、電話回線を自動的に選択して通話相手に接続します。
ダイヤル数字 1桁ごとに10進法に従って順次動作する選択機を数段組み合わせて選択を行うことから、通称段段式ともいわれる交換機の代表的なものでした。
■1960年ごろ~
たてぼうと横ぼうを組み合わせた接点(せってん)で、交換機(こうかんき)を小型化。
クロスバ交換機は、通話路部がクロスバと呼ばれるスイッチマトリックスの 組み合わせになっており、縦と横のバーが電磁石の動作で開閉されます。
接続制御部分は蓄積変換や迂回接続などの機能をもつもので共通制御方式と呼ばれ、プッシュホンなど各種の新サービスが使えるようになった上に、経済性、保守性などこれまでのステップ・バイ・ステップ方式に比べて多くのメリットがあり、全国自動化に大きく貢献しました。
1900年代に交換機は自動化になり手動の時とは比べものにならに程進化しました。
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電話が発明されたばかりの頃は交換機が無く 1対1の電話線で結ばれていました。
一番最初の電話交換機で人間が接続を切り替える。
交換機に電話線を差し込んで電話をつないだり、切り替えたりを手作業で行っていました。
この交換機のおかげで複数の接続先を切りかえられるようになりました。
磁石式交換機は、電話機に組み込まれた手回し発電機によって電話局へ信号を送る手動交換方式による交換機です。
利用者が電話機についているハンドルを回 し、電話機内部の磁石式発電機による電流により交換手に発信表示し、コードにより相手番号へ接続します。
電話機の手回し発電機によって送られる16Hz信 号を受信するための開落形表示器を持っています。
利用者が増えると、それまでの磁石式交換機ではスムーズな交換サービスが難しくなり、共電式交換機が導入されました。
共電式交換機は、通話用電池を電話局に共通に設置した手動交換方式で、発信の時利用者が受話器を取り上げるだけで交換台の発信ランプが表示されるほか、機器の装置構成上からも回線収容能力が増大するなど、磁石式に比べてとっても性能が良くなりました。
手動で通話相手を切り替えていたなんて今では想像できませんね!
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