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コードレス電話がつながる仕組み
無線通信を行うことのできるコードレス電話。オフィスにも導入されることが多いため、普段よく利用しているという方も多いのではないでしょうか。しかし、普段なんとなく使っているこのコードレス電話機ですが、なぜ電話がつながるのかを考えたことはありますか? そこで、今回は固定電話のコードレス電話がつながる仕組みについて見てみることにしましょう。
■オフィスに便利なコードレス電話
コードレス電話とは、固定電話の親機と、無線で通信ができる子機の二つの電話機で構成されている電話です。電波によって通話が実現可能です。コードレスというと、パッと思いつくのが携帯電話やPHSですが、これらは固定電話のコードレス電話とは異なり、基地局を利用した公衆電波を使うものになっています。
このコードレス電話は、オフィス内での稼働性もアップしますし、オフィスのレイアウト変更の際にも柔軟に対応できます。配線が不要であるため、工事費などもかからず、コスト減にもなります。今や、オフィスでは欠かせない存在といえます。
■コードレス電話にはアナログとデジタルがある
そんなコードレス電話には、アナログコードレス電話とデジタルコードレス電話の2種類があります。現在は、デジタルコードレス電話が主流になっています。
このアナログとデジタルの違いは、アンテナと子機との関係にあります。アナログでは、1アンテナにつき、1子機が原則になっています。デジタルコードレス電話の場合、複数のアンテナに電波を切り替えながら通信を行うことができます。
その代わり、アナログのコードレス電話は、デジタルと比べてより広範囲で通話することが可能です。SOHOや小規模なオフィス内で使うコードレス電話であれば、アナログコードレス電話機で十分対応ができます。しかし、現在製造しているところは少ないので、デジタルコードレス電話を導入するケースのほうが多くなっています。
これらはコードレス電話機の基本的なことになります。