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電話回線をどう選べばいいか分からないという方はいませんか?
これから新規オフィス立ち上げや、移転などに際して、新しく電話環境を構築しなければならないというときには、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、メタル回線と光ファイバーの違いです。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、使用状況によってふさわしいものが決まってきます。
そこで、今回はメタル回線と光ファイバー回線の違いをご紹介します。
メタル回線とは?
メタル回線の電話回線といえば、アナログ回線とデジタル回線です。
これらの二つの回線は、銅線に音声データが乗って伝えられていきます。
このメタル線を使った高速データ通信の技術のことをDSLと呼びます。
いわゆる「ADSL」も、このメタル線を利用した回線となります。
従来のアナログ回線の電話を利用していた人にとっては、非常に都合が良くなっています。
なぜなら、同じメタル線のままで、電話回線もインターネットのデータ通信も行えるからです。
伝送されるデータの周波数は、音声通信とは異なるため、同時にメタル線が使用できるのです。
これがメタル線の大きなメリットといえるでしょう。
一方、メタル線は、電話局からの距離が遠ければ遠いほど、伝送の減衰が大きくなってしまい、速度が落ちるというデメリットもあります。
他の電波が交じったり、音声がかすれたりといった音声品質の面でどうしても劣ってしまうのです。
光ファイバーとは?
一方、光ファイバーの電話回線といえば、光電話です。
光ファイバーは、従来のメタル回線と比較して、長距離でも高速に通信が行えるところに特徴があります。
電話局からの距離にまったく影響がないのです。
また、光の点滅によって信号を伝送するので、電気信号と比べて厳しい環境下でもノイズの影響が少ないというメリットもあります。
一方、傷や曲がり、汚れに弱いというデメリットもあり、突然のシステムダウンも起き得るといわれています。
また、利用者からすれば、停電時に使えないというのは残念なところです。
これらのメリット・デメリットをよく考えて、電話回線を選びたいところです。